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博清会マニュアル

資格申請用の診断書

精神機能・薬物中毒の診断書 作成ガイド

V1・2026年4月7日作成

このページは、だれ向け?

医師(診断書を書く人)内科などの一般外来で頼まれることが多い、免許の申請に使う診断書の書き方です。全部の章を読んでください。
受付・事務とくに「対象の職種」(持ってくる様式の確認)と「料金・期限・発行」の章を見てください。

「欠格事由(けっかくじゆう=その資格をもてない条件)」のうち、精神の機能と薬物中毒について、「当てはまらない」ことを証明する診断書のまとめです。

1章どの職種の診断書? 何を確かめる?

職種によって、証明する中身が少しちがいます。患者さんが持ってきた様式(決まった用紙)を必ず確認してください。
A

医療従事者

医師・看護師・薬剤師・PT/OT(理学療法士・作業療法士)など
  • 精神の機能の障害:仕事を正しく行うための、認知(理解する力)・判断・意思疎通(話が通じること)に支障がないか。
  • 薬物中毒:麻薬・あへん・大麻の中毒者ではないこと。
B

美容師・理容師

  • 精神の機能の障害:仕事を正しく行うための、認知・判断・意思疎通に支障がないか。
※薬物中毒の項目は、ふつうは入っていません。
C

その他

警備員・登録販売者・銃砲の所持 など
  • 職種によって「アルコール中毒」や「自己コントロール能力(自分をおさえる力)」を問われることがあります。

2章診察のポイント(判断のものさし)

原則は 問診と視診。「疑いがない」と判断できれば、特別な精密検査なしで作成できます。

問診=話を聞いて調べること。視診=目で見て調べること。

問診

  • これまでの病気(既往歴)
  • いま通院しているか(精神科など)
  • 薬物を使ったことがあるか

視診(皮膚)

  • 腕などの静脈(血管)にそった 注射のあと(針のあと) がないか

視診(眼)

  • 瞳孔(ひとみ)の異常:縮瞳(小さくなる)・散瞳(大きくなる)
  • 結膜(白目の部分)の充血
  • 視線の定まり方

言動(言葉と行動)

  • 会話がきちんと成り立つか
  • 気持ちが安定しているか
  • 身なりや態度に、不自然なところがないか

3章尿検査(薬物スクリーニング)のやり方

スクリーニング=ふるい分けの検査。次のようなときは、簡易キット(イムノクロマト法=線が出るかどうかで判定する簡単な検査)を使います。

尿の簡易検査キットの図。最低限、THCとMOR/OPIの項目があるものを使う 尿 入れる所 THC(大麻) MOR/OPI モルヒネ・あへん系 最低限、この2つが入っているキットを
THC(大麻)と MOR/OPI(あへん系/モルヒネ)を、最低限ふくむものがおすすめです。

おすすめの項目

注意:まちがって陽性が出ることがあります(偽陽性)
かぜ薬(コデインなど)や、一部のふだん飲んでいる薬で、陽性と出ることがあります。
陽性のときは、飲んでいる薬の確認やもう一度検査することを考えます。

4章料金・期限・発行のしかた

料金の相場(よくある金額のめやす)です。自費(保険を使わない)・税込です。

料金の相場自費・税込3,000円 〜 6,000円
問診・視診だけ3,000円〜5,000円 程度
尿検査をふくむとき上の金額に足す+3,000円〜5,000円 程度
診断日から1か月以内が多く、まれに3か月、という有効期限の図 診断した日 診断日 多くは 1か月以内 まれに3か月
期限が切れないよう、本人に伝えてください。
有効期限多くの資格で 「診断日から1か月以内」(まれに3か月)。期限切れに気をつけるよう、本人に伝えてください。
発行その日のうちに渡す(即日発行)のが好まれます。患者さんが持ってきた決まった様式に、記入・捺印(ハンコを押す)します。

5章専門医への紹介(リファー)を考える

判断に迷うときは、主治医の精神科医に診断してもらうようすすめる図 ? 判断に迷う 診断をすすめる 主治医(精神科医)

こんなときは

→ 主治医(精神科医)による診断をすすめるのが無難です。

資格申請用診断書(精神機能・薬物中毒)作成ガイド V1(2026年4月7日作成/医療法人博清会 理事長)の要約です。料金は相場(めやす)として書かれたものです。
正式版(PDF)は 博清会マニュアル(正式版) から開けます。

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